ラバーダム防湿について
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みなさんこんにちは。
今回は根管治療の際のラバーダム防湿についてお話しします。
みなさんは根管治療をしたことがありますでしょうか?
根管治療で最も大切なことは根管内の感染源を除去し、根管内を無菌化していくことです。
しかし口腔内には細菌が存在しており、唾液が根管内に入ってしまうと感染を広げてしまうことがあります。
根管治療を無菌的に行うために必要な方法がラバーダム防湿です。
ラバーダム防湿とは、ラバーダムシートというゴムのシートを用いて治療する歯のみを外側に露出させる治療法で、
治療する歯を完全に隔離できるため細菌の侵入を防ぐことができます。
ラバーダム防湿をしない根管治療の成功率は30〜50%以下と言われており、
ラバーダム防湿をした場合の成功率は90%以上と言われております。
しかし日本でラバーダム防湿を行う一般歯科は数%しかないのが現状です。
またラバーダム防湿の目的はいくつかあります。
①唾液の侵入による感染防止
②器具の誤嚥防止
③口腔内の粘膜保護
④根管内洗浄薬液の口腔内への液漏れ防止
治療を成功させるため、そして患者様の安全を確保するためにもラバーダム防湿は重要です。
当院では根管治療の際必ずラバーダム防湿を行ったうえで治療を進めていきますのでご安心ください!
歯科医師 竹田