歯周病検査って何するの?
検査内容・費用・痛みを徹底解説!
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「歯茎から血が出る」「口臭が気になる」「歯がグラグラする気がする…」そんなお悩みはありませんか?
もしかしたら、それは歯周病のサインかもしれません。
歯周病は、自覚症状がないまま静かに進行し、気づいたときには歯を失う原因となることもある怖い病気です。
しかし、早期に発見し適切な対策をとれば、進行を食い止め、大切な歯を守ることができます。
その不可欠な第一歩となるのが「歯周病検査」です。
この記事では、「歯周病検査って具体的に何をするの?」「痛いの?」「費用はどれくらい?」といった、皆さんが気になる疑問について、わかりやすく解説します。
歯周病のリスクを知り、検査の重要性を理解することで、将来のお口の健康、ひいては全身の健康を守るための行動を起こすきっかけとなれば幸いです。
目次
01.もしかして自分も?歯周病のサインを見逃さないで!
02.歯周病検査のギモンを解消!検査項目をステップごとに紹介
03.検査結果で何がわかる?歯周病の進行度と今後の対策
04.歯周病検査は痛い?費用は?気になる疑問にお答えします
05.歯周病を放置するとどうなる?歯を失うリスクと全身への影響
06.歯周病を早期に改善 – 歯周病治療の基礎知識
07.横浜エス歯科クリニックが選ばれる理由
08.横浜エス歯科クリニックでの歯周病治療の流れ
09.歯周病検査に関するよくある質問
10.当院のご紹介
11.関連メニューページ
もしかして自分も?
歯周病のサインを見逃さないで!
歯周病は「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれるほど、初期段階では自覚症状がほとんどありません。
上記のセルフチェック項目でも触れましたが、改めて注意すべきサインを確認しましょう。
セルフチェック
・歯磨きのときに出血する
・歯茎が赤く腫れている
・歯茎がむずがゆい、痛い
・口臭が気になるようになった
・朝起きたとき、口の中がネバネバする
・歯茎が下がって、歯が長くなったように見える
・歯と歯の間に食べ物が詰まりやすくなった
・硬いものが噛みにくくなった
・歯がグラグラする感じがする
・歯茎から膿が出る
これらのサインは、歯周病が進行している可能性を示唆しており、特に歯磨き時の出血は初期の歯肉炎でも見られる重要な警告です。
「いつものことだから」「疲れているだけかも」と見過ごさず、一つでも当てはまる場合は、早めに歯科医院で検査を受けることを強くおすすめします。
なぜなら、歯周病は放置すると歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてしまい、最終的には歯が自然に抜け落ちてしまう可能性があるからです。
さらに深刻なのは、歯周病の影響がお口の中だけにとどまらない点です。
近年の研究では、歯周病菌や炎症によって生じる物質が血流に乗り、全身の健康に悪影響を及ぼすことが明らかになっています。
例えば、歯周病菌が血管壁に付着することで動脈硬化を促進し、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めます。
また、歯周病による慢性的な炎症は血糖コントロールを悪化させ、糖尿病の進行に関与します。
妊婦の場合は早産や低体重児出産のリスクが増加し、高齢者では歯周病菌を含む唾液が誤って肺に入ることで誤嚥性肺炎を引き起こす原因ともなります。
お口の健康は、文字通り全身の健康と密接につながっているのです。
歯周病検査のギモンを解消!
検査項目をステップごとに紹介
「歯周病検査って、具体的にどんなことをするのだろう?」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
ご安心ください。検査は痛みも少なく、お口の健康状態を知るための重要なステップです。
ここでは、一般的な歯周病検査の流れと、それぞれの検査項目について詳しく解説します。
1. 問診
検査の第一歩は、患者様のお話を聞くことから始まります。
歯科医師や歯科衛生士が、以下のような内容を丁寧にお伺いします。
現在の症状
いつから、どのような症状(出血、腫れ、痛み、口臭、歯のぐらつきなど)がありますか?
生活習慣
喫煙の有無、食生活、歯磨きの回数や時間、フロスや歯間ブラシの使用状況などお伺いします。
全身の健康状態
糖尿病、高血圧、骨粗しょう症などの持病はありませんか? 服用中のお薬はありますか? 妊娠中ではありませんか?
これらの情報は、歯周病のリスクを評価し、正確な診断と、患者様一人ひとりに合った治療計画を立てるために不可欠です。
2. 口腔内診査(視診・触診)
歯科医師や歯科衛生士が、お口の中を直接観察します。
歯茎の状態
色(赤くないか)、形(腫れて丸みを帯びていないか)、引き締まり具合などをチェックします。
歯石の付着
歯の表面や歯と歯茎の境目に、歯石(プラークが硬くなったもの)がどの程度付着しているかを確認します。
歯の状態
虫歯の有無、詰め物や被せ物の状態、歯並び、噛み合わせなども確認します。
これらは歯周病の進行に関わることがあります。
3. 歯周ポケット測定(プロービング)
歯周病検査の最も基本的かつ重要な項目です。
「プローブ」と呼ばれる、先端にミリ単位の目盛りが付いた細い器具を使用します。
方法
プローブを歯と歯茎の間の溝に、軽い力でそっと挿入し、ポケットの深さを1本1本の歯について測定します。
通常、歯の周囲6箇所(外側の頬側3箇所、内側の舌側3箇所)を測定します。
深さの目安
・1~3mm:健康な状態
・4~5mm:軽度~中等度歯周炎の疑い
・6mm以上:重度歯周炎の疑い
出血の有無
測定時に出血があるかも同時に記録します。
炎症があると、わずかな刺激でも出血しやすいため、出血は炎症の存在を示す重要なサインとなります。
4. 歯の動揺度検査
歯周病が進行し、歯を支える歯槽骨が溶けてくると、歯が前後左右、あるいは上下にグラグラと動くようになります。
ピンセットのような器具(ミラーの柄などを使うこともあります)で歯を軽く動かし、その動揺の程度を評価します。
通常、以下のように分類されます。
・0度:生理的な動揺のみ(問題なし)
・1度:前後(唇舌側)にわずかに動く
・2度:前後(唇舌側)に加え、左右(近遠心)にも動く
・3度:前後左右に加え、上下(垂直的)にも動く
5. レントゲン(X線)検査
歯茎に隠れて直接見ることのできない、歯を支える歯槽骨の状態を把握するために、レントゲン撮影は不可欠です。
パノラマレントゲン
お口全体の骨の状態、歯の配置、顎関節などを大まかに把握します。
歯科用CT
より高度な診断や治療計画(特にインプラント治療)が必要な場合に用いられます。
三次元的な画像により、骨の厚みや密度、神経や血管の正確な位置関係などを精密に把握できます。
横浜エス歯科クリニックでは、最新のデジタルCTを導入しており、従来のレントゲンでは得られない詳細な情報を基に、より安全で確実な診断・治療計画を実現しています。
この精密な診断が、治療の質を左右します。
6. 口腔内写真撮影
検査時の歯や歯茎の状態を、客観的な記録として残します。
専用のカメラと鏡を使用し、様々な角度からお口の中を撮影します。
治療前後の状態を比較したり、患者様ご自身がお口の変化を視覚的に理解したりするのに役立ちます。
7. (必要に応じて)その他の検査
より詳細な情報が必要な場合や、特定の治療を行う前に追加の検査を行うことがあります。
位相差顕微鏡
採取したプラークをその場で顕微鏡にて観察し、細菌の種類や量、活動性を動画で確認します。
患者様にも一緒に見ていただくことで、お口の中の状態への意識を高めることができます。
唾液検査
唾液の量、質(緩衝能など)、含まれる細菌の数を調べることで、歯周病だけでなく虫歯のリスクも総合的に評価します。
これらの検査結果を総合的に分析し、歯科医師が歯周病の有無、進行度、そして原因を診断します。
検査結果で何がわかる?
歯周病の進行度と今後の対策
歯周病検査の結果、あなたの歯茎がどのような状態にあるのか、進行度別に解説し、それぞれの段階に応じた一般的な治療や対策について説明します。
ご自身の状態を理解し、適切なケアを始めるための参考にしてください。
1. 健康な状態
・歯周ポケット:1~3mm程度
・プロービング時の出血(BOP):なし
・歯の動揺:なし
・レントゲン:歯槽骨の吸収は見られない
・自覚症状:特になし
解説
理想的な状態です。歯茎は引き締まったピンク色で、歯磨きで出血することもありません。
対策
この素晴らしい状態を維持することが目標です。
正しいブラッシング、デンタルフロスや歯間ブラシの使用など、毎日の丁寧なセルフケアを継続しましょう。
加えて、3~6ヶ月に1回の定期検診を受け、クリーニングでセルフケアでは落としきれない汚れを除去し、早期に問題を発見することが、健康維持の鍵となります。
2. 歯肉炎
・歯周ポケット:3mm以内が多いが、腫れにより4mm程度になることも
・プロービング時の出血(BOP):あり
・歯の動揺:なし
・レントゲン:歯槽骨の吸収は見られない
・自覚症状:歯磨き時の出血、歯茎の赤みや腫れ、むずがゆさなど
解説
歯周病の初期段階です。炎症は歯茎(歯肉)に限局しており、まだ歯を支える骨には影響が及んでいません。
主な原因はプラーク(歯垢)の蓄積です。
対策
この段階であれば、適切なケアで健康な状態に回復可能です。
歯科医院で歯石除去を受け、プラークコントロールのプロである歯科衛生士から正しいブラッシング方法の指導(TBI)を受けましょう。
毎日のセルフケアを改善し、プラークを徹底的に除去することが最も重要です。
3. 軽度歯周炎
・歯周ポケット:3~4mm程度
・プロービング時の出血(BOP):あり
・歯の動揺:軽度に見られることがある
・レントゲン:歯槽骨の吸収がわずかに始まっている(歯根膜腔の拡大など)
・自覚症状:歯肉炎の症状に加え、冷たい水がしみたり、口臭を感じたりすることがある
解説
炎症が歯槽骨や歯根膜にまで及び始めた状態です。
骨の破壊が始まっていますが、まだ初期段階です。
対策
歯周基本治療が必要となります。
スケーリングに加え、歯周ポケットの奥深く、歯根面に付着した歯石や汚染されたセメント質を専用の器具で除去するルートプレーニングを行います。
これにより、歯根面を滑らかにし、歯茎の炎症を改善させ、再付着を防ぎます。
治療は複数回に分けて行われることが一般的です。
セルフケアの質の向上が治療成功の鍵となります。
4. 中等度歯周炎
・歯周ポケット:4~6mm程度
・プロービング時の出血(BOP):あり
・歯の動揺:明確に見られることが多い
・レントゲン:歯槽骨の吸収が進行している(歯根長の1/3~1/2程度)
・自覚症状:歯茎の腫れや出血、口臭、歯が浮いた感じ、硬いものが噛みにくい、歯が動く感じなど
解説
歯槽骨の破壊がかなり進み、歯を支える力が弱まってきています。自覚症状も現れやすくなります。
対策
まずは歯周基本治療を徹底的に行います。
しかし、ポケットが深いため、器具が届きにくく、完全に汚れを除去できない場合があります。
基本治療後、再評価を行い、ポケットの深さや炎症が改善しない場合は、歯周外科治療(フラップ手術など)を検討します。
これは、歯茎を切開して歯根面を直接目で確認しながら、徹底的に清掃する手術です。
場合によっては、失われた骨を再生させる歯周組織再生療法が適応となることもあります。
5. 重度歯周炎
・歯周ポケット:6mm以上
・プロービング時の出血(BOP):あり(膿が出ることも多い)
・歯の動揺:かなり大きい(上下にも動くことがある)
・レントゲン:歯槽骨の吸収が著しい(歯根長の1/2以上)
・自覚症状:強い口臭、歯茎からの頻繁な出血や排膿、歯の著しい動揺、噛むと痛い、歯並びが変わってきた、自然に歯が抜けることもある
解説
歯槽骨が大幅に失われ、歯の喪失リスクが非常に高い状態です。食事や会話にも支障が出ることがあります。
対策
まずは非外科的な治療(スケーリング・SRP)や外科的な治療(フラップ手術、再生療法など)を試みますが、歯の状態によっては保存が難しく、残念ながら抜歯という選択をせざるを得ない場合もあります。
抜歯となった場合でも、失われた歯の機能と見た目を回復するために、ブリッジ、入れ歯、そしてインプラント治療といった選択肢があります。
特に重度の歯周病で多数の歯を失った場合、インプラント(特にオールオン4など、少ない本数で多くの歯を支える方法)は有効な治療法となり得ます。
横浜エス歯科クリニックでは、このような難症例にも対応可能な技術と経験を有しています。
検査結果に基づき、歯科医師は患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な治療計画と、その後のメンテナンス計画を提案します。
どの段階であっても、治療の成功と長期的な安定のためには、患者様自身のセルフケアへの取り組みが不可欠です。
疑問や不安があれば、遠慮なく質問し、ご自身の状態と治療について十分に理解・納得した上で治療に進むことが大切です。
歯周病検査は痛い?費用は?
気になる疑問にお答えします
歯周病検査を受けるにあたって、痛みや費用は多くの方が気にされる点だと思います。
ここでは、これらの疑問について詳しくお答えします。
検査時の痛みについて
歯周病検査の中で、特に「歯周ポケット測定(プロービング)」で痛みを感じるのではないかと心配される方がいらっしゃいます。
プローブという細い器具を歯と歯茎の溝に入れる際、健康な歯茎であれば、通常、痛みを感じることはほとんどありません。
少し触れられている感覚や、チクッとする程度の軽い刺激を感じることはあるかもしれません。
しかし、歯茎に炎症があると、プローブが触れるだけで痛みを感じたり、出血したりすることがあります。
これは、炎症によって歯茎が敏感になっているためです。
痛みの感じ方には個人差がありますが、一般的に炎症が強いほど、またポケットが深いほど、痛みを感じやすくなる傾向があります。
もし痛みが心配な場合は、検査を受ける前に遠慮なく歯科医師や歯科衛生士にお伝えください。
検査時の力加減をよりソフトにしたり、特に痛みが予想される部位には表面麻酔を使用したりするなど、できる限り患者様の苦痛を和らげるよう配慮いたします。
検査による一時的な不快感よりも、歯周病を早期に発見し、適切な治療を開始することのメリットの方がはるかに大きいことをご理解いただければ幸いです。
検査費用について
歯周病検査の費用は、保険診療か自由診療か、また検査の内容によって異なります。
保険診療の場合
歯周病の疑いがある場合や、歯周病と診断された場合に行われる基本的な歯周病検査(問診、口腔内診査、歯周ポケット測定、動揺度検査、基本的なレントゲン検査など)は、健康保険が適用されます。
患者様の自己負担割合が3割の場合、初診料や再診料、レントゲン撮影料などを含めて、おおよそ3,000円~5,000円程度が一般的な目安となります(実際の治療費は別途かかります)。
ただし、これはあくまで目安であり、検査項目や、同日に行う処置によって費用は変動します。
自由診療の場合
予防目的の検査
特に症状はないけれど、ご自身の歯周病リスクを詳しく知りたい場合や、定期的なチェックのみを希望される場合。
特殊な検査
細菌検査や唾液検査など、保険適用外の詳細なリスク評価を行う場合です。
歯科ドックなど
歯周病検査を含む、お口全体の総合的な健康診断プログラムの場合です。
これらの場合は自由診療(全額自己負担)となることがあります。
費用は検査内容や歯科医院によって大きく異なり、数千円から数万円程度かかる場合があります。
定期検診・メンテナンスの費用
歯周病治療が完了し、安定した状態を維持するための定期的なメンテナンスに移行した場合、これも基本的には保険適用となります。
クリーニングの内容、検査の有無、レントゲン撮影の有無などによって費用は異なりますが、3割負担で1回あたり2,000円~4,000円程度が一般的です。
費用の詳細については、受診される歯科医院で事前に確認することをおすすめします。
多くの医院では、カウンセリング時や治療計画の説明時に、費用の概算や内訳について詳しく説明しています。
横浜エス歯科クリニックでも、治療開始前に必ず費用について丁寧にご説明し、ご納得いただいた上で治療を進めておりますので、ご安心ください。
歯周病を放置するとどうなる?
歯を失うリスクと全身への影響
「たまに出血するだけだから」「痛くないから大丈夫」…そう思って歯周病のサインを放置してしまうのは、非常に危険です。
歯周病は、単にお口の中の問題だけでなく、全身の健康をも脅かす可能性がある病気なのです。
歯を失うメカニズム
歯周病は、歯そのものが溶ける虫歯とは異なり、歯を支える土台(歯茎や歯槽骨)が破壊されていく病気です。
そのプロセスは、多くの場合、痛みなどの強い自覚症状がないまま進行します。
プラーク(歯垢)の蓄積
毎日の歯磨きで磨き残したプラークが、歯と歯茎の境目に溜まります。
プラークは約1mgあたりに1億個以上の細菌が存在する、まさに細菌の塊です。
歯肉炎
プラーク中の細菌が出す毒素によって、歯茎に炎症が起こります。
歯茎が赤く腫れ、歯磨きなどで出血しやすくなります。
この段階ではまだ骨の破壊はなく、適切なケアで健康な状態に戻せます。
歯周炎への進行
歯肉炎を放置すると、炎症は歯と歯茎の溝である歯周ポケットの奥深くに進行します。
歯と歯茎の付着が剥がれ、ポケットはさらに深くなります。
歯槽骨の破壊
炎症は歯を支える歯槽骨にまで及び、骨を溶かし始めます。
歯周ポケット内で細菌はさらに増殖し、毒素を出し続けます。
歯の動揺
歯槽骨が失われるにつれて、歯は支えを失い、グラグラと揺れ始めます。
硬いものが噛みにくくなったり、歯並びが変わってきたりすることもあります。
歯の喪失
最終的には、歯槽骨による支えがほとんどなくなり、歯が自然に抜け落ちてしまったり、食事もままならなくなるため抜歯せざるを得なくなったりします。
このように、痛みを感じにくいまま、気づかないうちに歯の土台が崩れていくのが歯周病の最大の特徴であり、成人が歯を失う最も大きな原因となっています。
全身への深刻な影響
歯周病の影響は、お口の中だけにとどまりません。
炎症を起こした歯茎の血管から、歯周病菌そのものや、細菌が出す毒素、炎症によって体内で作られる物質が血流に乗って全身へと運ばれます。
これらの物質が、全身の様々な臓器や組織で悪影響を及ぼすことが、近年の研究で次々と明らかになっています。
糖尿病
歯周病は「糖尿病の第6の合併症」とも呼ばれ、相互に悪影響を及ぼします。
歯周病の炎症はインスリンの働きを妨げ、血糖コントロールを困難にします。
逆に、高血糖状態は歯周病を悪化させます。
歯周病治療によって血糖コントロールが改善するケースも報告されています。
心血管疾患(心筋梗塞・狭心症・脳梗塞)
歯周病菌が血管内に入り込み、血管壁に付着することで動脈硬化を誘発・進行させることがわかっています。
血管が詰まることで、心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病気のリスクが高まります。
誤嚥性肺炎
特に飲み込む力が低下した高齢者において、唾液や食べ物と一緒に歯周病菌が誤って気管や肺に入り込むことで発症する肺炎です。
寝たきりの方の死亡原因としても多い疾患であり、口腔ケアによる予防が非常に重要です。
妊娠トラブル(早産・低体重児出産)
妊娠中の女性が重度の歯周病に罹患している場合、血中の炎症物質が子宮の収縮を促し、早産や低体重児出産のリスクが高まることが報告されています。
妊娠中でも安定期であれば、安全に歯周病治療を受けることが可能です。
その他の疾患
アルツハイマー型認知症の患者の脳から歯周病菌が見つかるなど、認知症との関連性も指摘されています。
また、関節リウマチ、骨粗しょう症、腎臓病、さらには特定のがん(食道がん、膵臓がんなど)のリスクを高める可能性も研究されています。
このように、歯周病の検査と治療は、単に歯を守るためだけではなく、将来の全身の健康を守り、健康寿命を延ばすためにも、極めて重要な意味を持っているのです。
歯周病を早期に改善 –
歯周病治療の基礎知識
歯周病によって歯を失ってしまうことは、多くの患者様にとって大きな悩みです。
しかし、適切な治療を受けることで、歯周病の進行を食い止め、ご自身の歯を長く保つことが可能です。
ここでは、歯周病治療の基本的な流れと、進行段階に応じた治療方法について解説します。
歯周病治療の基本的なアプローチ
歯周病治療の目標は、歯周病の原因であるプラークと歯石を除去し、炎症を鎮め、歯を支える組織の健康を回復させることです。
治療は大きく「非外科的治療」と「外科的治療」に分けられます。
非外科的治療(基本治療)
初期段階から中等度の歯周病に対しては、まず非外科的な基本治療を行います。
この治療では、歯科衛生士による丁寧なブラッシング指導を通じて、患者様自身がプラークを効果的に除去できるようにサポートします。
同時に、スケーリングで歯の表面や歯根に付着した歯石を除去し、ルートプレーニングで歯根面を滑らかに整えます。
さらに、歯周ポケットの奥深くに潜んだプラークや歯石、汚染された組織を除去するデブライドメントを行い、歯周組織の炎症改善を目指します。
基本治療では、噛み合わせのバランスを整える咬合調整も重要です。一箇所に強い力が集中すると、歯周病の進行が加速してしまうため、全体的に均等な力がかかるように調整を行います。
外科的治療
基本治療を行っても改善が見られない重度の歯周病に対しては、外科的な治療を検討します。
フラップ手術では、歯茎を切開して歯根面を直接目で確認しながら、徹底的に歯石や汚染組織を除去することができます。
さらに進んだ治療として、歯周組織再生療法があります。
GTR法やエムドゲイン法などの方法を用いて、失われた歯周組織を再生させることを目指します。
これらの治療では、特殊な薬剤を直接歯槽骨に塗布することで、組織の再生を促進します。
治療成功のための重要なポイント
歯周病治療の成功には、いくつかの重要な要素があります。
まず、患者様自身のセルフケアが最も基本となります。
どんなに優れた治療を受けても、毎日のブラッシングやデンタルフロス、歯間ブラシの使用が適切に行われなければ、歯周病の再発を防ぐことはできません。
次に、定期的なメンテナンスが不可欠です。
治療によって改善された口腔環境を長期的に維持するためには、3~6ヶ月ごとの定期検診とクリーニングが必要です。
早期に問題を発見し、対処することで、より重度な状態への進行を防ぐことができます。
最後に、生活習慣の改善も重要です。
喫煙は歯周病を悪化させる大きな要因となるため、禁煙することが強く推奨されます。
また、ストレス管理や十分な睡眠、バランスの取れた食生活も、免疫機能を高め、歯周病の予防と治療に役立ちます。
横浜エス歯科クリニックでは、患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な治療計画を立案し、精密な診断と高度な治療技術により、歯周病の改善と予防に取り組んでいます。
横浜エス歯科クリニックが
選ばれる理由
歯周病は、早期発見と適切な治療、そして継続的なメンテナンスが何よりも重要な病気です。
そして、もし歯を失ってしまった場合でも、機能と美しさを取り戻すための優れた治療法があります。
横浜エス歯科クリニックは、歯周病検査から高度な歯周病治療、そして質の高いインプラント治療まで、患者様のお口の健康をトータルでサポートできる体制を整えています。
「3つのS」に基づいた、
患者様に寄り添う医療
私たちは、「Smile(笑顔)」「Satisfaction(満足)」「Safety(安心、安全)」を追求し、「ご家族やご友人に紹介したくなる歯医者さん」でありたいと考えています。
さらに、「Sustainability(継続可能)」な口腔健康の実現を目指し、患者様が生涯にわたって歯のことで悩むことのないよう、長期的な視点でのサポートをお約束します。
初診時のカウンセリングでは、お悩みやご希望をじっくりとお伺いし、一方的な説明ではなく、患者様と一緒に治療計画を立てていきます。
精密診断を支える先進のテクノロジー
正確な診断なくして、適切な治療はありえません。
当院では、最新鋭の歯科用CTを完備しており、歯周病による骨の破壊度合いや骨の立体的な形態、神経や血管の位置などをミリ単位で正確に把握します。
これにより、治療の安全性と確実性を飛躍的に高めることができます。
また、口腔内スキャナーを用いた精密なデジタル型取りも可能で、患者様の負担を軽減します。
高度な専門性と圧倒的な実績
当院には、ICOI(国際口腔インプラント学会)認定医をはじめ、歯周病治療、根管治療、矯正治療など、各分野において深い知識と豊富な経験を持つ歯科医師がチームとして連携しています。
経験と実績が、質の高い治療を提供できる基盤となっています。
横浜駅直結の利便性
クリニックは横浜駅に直結しており、雨の日でも濡れることなくご来院いただけます。
お仕事帰りやショッピングの合間にも立ち寄りやすく、忙しいビジネスパーソンの方々にも通院しやすいとご好評いただいています。
痛みを最小限に抑える工夫
歯周病検査時のプロービングの痛みはもちろん、治療に伴う痛みをできる限り軽減するため、表面麻酔や極細の注射針を使用しています。
また、手術への不安が強い方には、静脈内鎮静法(オプション)を用いることで、うたた寝をしているようなリラックスした状態で治療を受けていただくことも可能です。
歯周病は、早期に適切な対応をすればコントロールできる病気です。
横浜エス歯科クリニックでは、精密な検査と診断に基づき、患者様一人ひとりに最適な治療プランをご提案いたします。
お口のことでお悩みがあれば、どんな些細なことでも構いません。
まずは一度、お気軽にご相談ください。
横浜エス歯科クリニックでの
歯周病治療の流れ
当院で歯周病治療を受けられる際の、一般的な流れをご説明します。
私たちは、精密な診断と丁寧な説明、そして安全性を最優先した治療を心がけています。
STEP 1:精密検査とカウンセリング
まず、レントゲン撮影で歯を支える骨(歯槽骨)の状態を確認し、歯周ポケット検査で歯と歯茎の間の溝の深さを測定します。
歯周病は目視だけでは正確な診断が難しいため、これらの精密な検査を通して病状を正確に把握することが重要です。
検査結果をもとに、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療計画を丁寧に説明し、ご納得いただいた上で治療を開始します。
STEP 2:基本治療(歯周病の原因除去)
歯周病治療の基本は、原因となるプラーク(歯垢)をご自身でコントロールできるようになることです。
まず、歯科衛生士が専門的なブラッシング指導を行い、日々のセルフケアの質を高めます。
その後、歯の表面や根元に付着した硬い歯石を「スケーリング」で除去し、「ルートプレーニング」によって歯の根の表面を滑らかに整え、汚れの再付着を防ぎます。
STEP 3:歯周組織の専門的清掃
歯茎の内部、歯周ポケットの奥深くに潜んでいるプラーク、歯石、感染した歯の根の表面、そして炎症によって生じた不要な組織(不良肉芽組織)を「デブライドメント」によって徹底的に除去します。
これにより、歯茎の炎症を根本から改善し、健康な状態へと導きます。
STEP 4:噛み合わせの調整
特定の歯に強い力がかかると、その部分の歯周病が進行しやすくなります。
そのため、全体の噛み合わせのバランスを確認し、過度な負担がかかっている部分を特定して調整を行います。
これにより、歯周組織への負担を軽減し、安定した口腔環境を維持します。
STEP 5:外科的アプローチ(重度の場合)
基本治療を行っても改善が見られない重度の歯周病に対しては、外科的な処置を検討します。
歯茎を切開して歯の根に付着した歯石を直接目で見て徹底的に除去する「フラップ手術」や、失われた歯周組織を薬剤によって再生させる「歯周組織再生療法(GTR法、エムドゲイン法など)」を行い、歯を支える組織の回復を目指します。
STEP 6:定期メンテナンスと予防
治療によって改善された口腔環境を長期的に維持するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
治療後は3〜6ヶ月ごとの定期検診をご案内し、プロフェッショナルケアとセルフケアのチェックを行います。
これにより、歯周病の再発を未然に防ぎ、生涯にわたってご自身の歯で健康に過ごせるようサポートします。
歯周病検査に関する
よくある質問
Q1: 歯周病検査はどれくらいの頻度で受けるべきですか?
A1: 自覚症状がなくても、お口の健康維持のためには半年に1回程度の定期検診を受け、その際に歯周病のチェックも行うことを強くおすすめします。
歯周病は初期段階では症状が出にくいため、定期的なプロの目で確認することが早期発見に繋がります。
すでに歯周病と診断されている方や、喫煙、糖尿病などリスクが高い方は、3~4ヶ月に1回など、より頻繁な検査・メンテナンスが必要となる場合があります。
Q2: 歯周ポケット測定は痛いですか?
A2: 健康な歯茎であれば、器具が触れる感覚はあっても、強い痛みを感じることはほとんどありません。
しかし、歯茎に炎症があると、軽い刺激でも痛みや出血を伴うことがあります。
これは炎症があるサインでもあります。痛みが不安な方は、遠慮なくお申し出ください。
表面麻酔を使用するなど、できる限り苦痛を軽減する方法で検査を行います。
Q3: 歯周病検査の費用は保険適用されますか?
A3: はい、歯周病の症状がある、または疑われる場合の基本的な歯周病検査(問診、視診、歯周ポケット測定、動揺度検査、レントゲン検査など)は、健康保険が適用されます。
3割負担の方で、初診料やレントゲン料を含めて3,000円~5,000円程度が一般的ですが、検査内容により変動します。
特殊な細菌検査などは自由診療になる場合があります。
Q4: 歯周病と診断されたら、もう歯は抜くしかないのでしょうか?
A4: いいえ、決してそんなことはありません。
歯周病の進行度によりますが、軽度~中程度であれば、適切な歯周基本治療(歯石除去、SRPなど)とセルフケアの改善により、多くの場合、歯を保存することが可能です。
重度に進行した場合でも、歯周外科治療や再生療法といった選択肢があります。
残念ながら抜歯に至った場合でも、インプラントなどで機能を回復できます。
諦めずにまずはご相談ください。
Q5: 歯周病は必ず治療しなければいけませんか?
A5: はい、必ず治療を受けることを強くおすすめします。
歯周病は「サイレントキラー」とも呼ばれ、初期段階では自覚症状がほとんどないまま静かに進行します。
放置すると、歯を支える顎の骨が溶けてしまい、最終的には歯を失う原因となります。
また、歯周病菌が血流に乗って全身に回り、糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞といった全身疾患に影響を及ぼす可能性も指摘されています。
ご自身の歯と健康を守るために、早期の治療が非常に重要です。
Q6: 歯周病は何歳ぐらいからかかりやすくなりますか?
A6: 一般的に、年齢が上がるにつれてリスクは高まる傾向にありますが、若い方でも歯肉炎を発症することは珍しくありません。
年齢に関わらず、日々の適切な口腔ケアと定期的な歯科検診が予防のために重要です。
Q7: 歯周病は口臭の原因になりますか?
A7: はい、歯周病は口臭の大きな原因の一つです。
歯周病が進行すると、歯周ポケットが深くなり、そこで増殖した細菌がガスを発生させます。
また、歯茎から膿が出るようになると、さらに強い口臭を引き起こします。
口臭が気になる場合は、歯周病が進行しているサインかもしれませんので、一度歯科医院で検査を受けることをお勧めします。
Q8: タバコは歯周病に影響しますか?
A8: 一般的に喫煙は歯周病のリスクを大幅に高めることが知られています。
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる作用があるため、歯茎の血行が悪くなり、歯周病の進行を早めたり、治療の効果を妨げたりする原因となります。
当院のご紹介
東京・神奈川に6店舗を展開するグループ

各院にマイクロスコープやCTなどの精密機器を完備し、質の高い治療を安定的に提供できる体制が整っています。
他院にはないグループ連携による技術力と安心感が強みです。
横浜駅東口から徒歩2分!

当日の空き状況によっては、急なご予約にも柔軟に対応可能です。
お仕事帰りや買い物ついでにも立ち寄れる便利な立地です。
完全個室で安心のプライベート空間

周囲の目を気にせず、治療中もリラックスできる空間です。
ちょっとした疑問や不安も気兼ねなく相談しやすく、プライバシーを大切にしたい方にも最適な環境が整っています。